何はともあれまずは鏡を開いて参ります
鏡の歴史
上代(カミヨ)8代天皇陛下(アマカミ)の天照大神(アマテルカミ)が日本を統べるにあたって、従来の勾玉と剣に『鏡』を加えた三種の神器(ミクサタカラ)をもって国の平和と豊かさ、そして国民の幸せを祈る象徴とされてきました。鏡は人間本来の純粋な心を映すものであるとともに、自分と向き合い修身や啓発の機会に導くといった哲学的な意味ももちます。
鏡餅の由来
神様が宿る神聖な鏡に見立てたもので、年神様をお迎えし、その魂(力)を宿らせて無病息災や円満な一年を願うものです。二段重ねは太陽と月、縁起の良い橙(だいだい)や裏白(うらじろ)などを飾り、「福が重なる」「家が代々栄える」といった意味が込められています。
鏡開きの目的
お正月に神様へお供えした鏡餅を分け合う『鏡開き』は、鎌倉時代に武家の風習から始まり、神様との繋がりを深め、新しい一年を力強く始めるための大切な行事で、主に3つの目的があります。
①神様からの恩恵を受ける
お正月は年神様(穀物の神様)が家に滞在するとされ、鏡餅はその神様が宿る「依り代(よりしろ)」です。鏡開きで餅をいただくことで、神様の力を取り込み、新しい生命や力を授かります。
②無病息災・家内安全の祈願
餅を食べることで、その年の一年、病気をせず、健康で過ごせることを願います。家族の繁栄や、新しい年の幸運を祈る意味合いが強くあります。
③「割る」を「開く」とする縁起
刃物で「割る」行為は、武家社会で「切腹」を連想させ縁起が悪いとされました。そのため、木槌などで叩き割る際に「割る」ではなく「開く」と表現し、末広がりで縁起の良い言葉とされています。

お砂糖と天然塩が絶妙に調和したきな粉をまぶしたお餅にお節で作った黒豆の甘煮がよく合う
このように鏡開きは、単にお餅を食べるだけでなく、神様への感謝と一年間の祈りを込めて、家族や仲間と喜びを分かち合い、新たな一年をスタートするために始まった日本の大切な習慣です。
今やお餅は高級品で購入するにもなかなか手が出せません。ありがたいことに今年もいただくことができ、正月から今日の鏡開きまで楽しむことができました。ご縁に感謝です。
ももタケ自然農縁では今年からお米づくりを開始する予定です。うるち米のほか、もち米も育てて自分たちでついた餅でより清らかな正月を迎えたいと思います。
収穫した大豆(タマホマレ)をきな粉にして…大根おろしもして…
あゝ年の瀬がもち遠しい♪
